ネタバレたくさんありますよ!
注記ありのネタバレと注記なしのネタバレが混在してますご注意を
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
『機巧童子ULTIMO』1巻
面白ー 大学友達に薦めてもらった武井先生の最新作。 単行本半分くらいまでまったり読んでたけど、前世も現在も同時進行で進む、(1巻時点では過去がただの回想なのか、それ以上に絡むかは不明)善・悪両陣営にそれぞれ属する者同士で別れて戦う、と出た時点でうぉぉぉお!ときたよ。 やべーやべー 何が善悪とか生きる死ぬというのになると、この前完結したシャーマンキングに展開が似るのではないか?とか思ったのですが、今回原作があるとのことなので、もしかしたらマンキンとは違う価値観の展開=作家の前作を知っている読者特有の既視感が少ない、先のよめない展開があるかもしれないと、あるといいなぁと 安心して期待できるの、かも 本編には関係ないがキャラ名がローカルで、元高あたりのあなたには笑えると思うよ 舞台は西東京 主人公は東大和 ヒロインは狭山さん 親友が小平ルネ 小平ルネ 小平 『屍鬼5』 ぽんぽん行くなぁ 小説では最初の方から結構長く騒がしかった郁美さんもついに、って感じがしたのですが、漫画だと5巻でいきなり動き出ていきなり死んでしまったみたい。これは私の記憶違いありそうだけど、小説と漫画の書き方の違いもあるような、小説も漫画版が完結したらまた読みたいなぁ。 この巻では坊主がはじまったよって感じ 徹が夏野の血をまた飲むかどうか的な場面は原作読んでなかったらもっとびっくりしただろーなー。沙子の解説の挟まり方がいい感じ 正志郎描写はすごい。なんか一番、すごい PR
『キノの旅12』
ⅡⅩとかの文字がよくわからない読めない。 口絵:相変わらずオチに師匠組 面白いけど元ネタとゆうか、着想から肉付け少なくそのまま出てきた作もあるような気がするような、好みもあるけどちょいパワーダウンな感じがしました。 雲の前で、に驚いた。新キャラ的な意味で。 挿し絵がキノなんで、ごたごたが終わった後でキノが出てくるのかなぁと思ってたのですが、結局メインは奴隷だったのねー このシリーズの挿し絵は本文を解釈された上でのものという印象だったのでひっかかった。最後に出てきた旅人がキノつうことかと思ったんですがそれもあやふやだし、保留。 モトラドが出てきたとこなんかではてっきり奴隷の子が初代キノになるのかとも思ったのですが、女の子だから違うのよね。(そういえば初代キノ母親いたし)今のグループ以外の旅人を増やして新たなパターンを作るのでしょうか。キノ・シズ・師匠どの組も生きるためには人殺しますよって設定で、このキャラ付けには作家さんの考え方もあるんだろうなあ思っていたので、ここで違うタイプの旅人を追加だとしたら楽しみだなぁ。途中での性別発覚といいなんとなくキノと対になりそうなキャラ付けだし。パワーダウンつうたけど追加要素もあって次が楽しみです。 あなたの人生~とからへんはまた あとがきを読んで思った自分語り 私が自分用の感想・覚え書きをブログに載っけてんのはひたすら自分のためです 自筆で紙に書くと汚くて字が後から読めないことが私もあったり、他人は見ない文章=他人に伝える前提じゃないと文章を推敲すらしねぇ、から結局後々自分で読んでも意味がわからないからだ 要するに他人がここのアドレスを知っているという前提でみんなのアクセスを利用しているわけなので日記を実際には読んでいただく必要はまったくなくしかし誰一人としてアクセスすらしていないとするとモチベーションは下がるため読まなくてもよいけど見ていては欲しいというわがまま加減で、そんならどっか公開すればいいじゃねぇかと言うとそれはそれで感想が書きにくいのはなんかまたあれあーもう全然繋がんにゃいジラーチ(‘▽^)/☆(6回目)
『淑やかな悪夢』
英米女性作家怪談集 作家は知らない人ばっかだったけど読み終えてから紹介読んだら訳者がみんな一度は見た人だった。出版社よな。 特に怖くないしミステリのように謎解きという名のオチがつくものばかりでもないのだけれど、怪談・ホラーってそういうものかもと思えるようになってきたこの頃。楽しい。何となく自分の中のアレルギーが薄れてきたようで嬉しいな。 郊外の妖精物語が表現かわいくて好きだった。キャサリンマンスフィールド覚えておく。オチは見え見えだったけど名誉の幽霊も面白かったなー家族全然恐がってねぇの(笑) メインの恐怖ものっぽかった黄色い壁紙に関しては、私には肝心の狂気が感じられなかった 下のずっとお城で~の方が上手いと言ったのはそこらへんについてのことで、お城~では語り手でもあるメリキャットの狂気が物語の途中でちらつくことで、それまで感情移入して読んできた自分にまで翻って狂気がかぶさってくるところが上手いなぁと思ったからです。これはもって注意深く読んでる人には当てはまらないかもなので、あくまでも私くらいに騙されやすい注意力散漫な読者が感じた上で考えた表現への評価ですが。表紙絵の少女のイメージを持って、しかも冒頭の今18歳てのをちゃんと自分に言い聞かせてながら読まないと、12歳の頃と変わらぬような彼女の様子は夢見がちな少女のありふれたそれと思えてしまうのだが、確かに着古したドレスと櫛を通さない髪で森を駆け抜ける18歳の女の子は不気味なものがあるのだ。 狂人は自分のことを狂ってるとは認めねえっていうじゃない。たぶん。メリキャットの一人称が小説なんだから少しくらい自分の常識と意識ずれてて当たり前と予め頭にある上で読んでいる範囲では、理解出来ないものではないのではないか、というのが怖かった。 黄色い壁紙は徐々に女性が狂っていく様を書いていく手法なんですが、それが読んでいる方にも「この人ちょっと変になってきてるぞ」とわかる、狂い方も少し前の時代の狂気の表現方と感じたつうか。途中から完全第三者目線に移っちゃえるのね 黄色い~は変になっていく人を見る小説で、お城~は(それがメインじゃないけど)正常だと思ってたもんが異常なのだと突き付けられる、自分がおかしくなったんじゃ?効果がある小説としたら、同じ一人称でも表現方法が全然違うってことか。 『剣の八』 ディクスンカー 帽子収集狂事件に続いてフェル博士。このシリーズ一作目の魔女の隠れ家も読みたいんだけど地元図書館ないの。 帽子~より好きだ。なんだこんなにくるくる廻せるのかという好印象。解説にある通り探偵がいっぱいで、それぞれ推理してんのが面白かったです。 クリスチアナブランドの時はちょっと傷食と思ったけどこっちは大丈夫だったんは、一人の探偵から出るんではなく色々なのがそれぞれな動き回ってたのが面白かったんではないかと推測。クリスチアナブランドも今度読みたいな~緑は危険地元図書館ないの残念。毒入りチョコレート事件もこの形態の代表らしく押さえておきたい解説読むかぎりだとカーの作品で他にもこの手法を取ってるのはないみたいで淋しい。 ブランドもだけどカー作品も図書館入ってるのバラバラなのでシリーズ飛び飛びながら読んでいこうと思います。図書館にポアロ数作入ってないつうてもクリスティて本当すごいんだな。本は出てるんだもんな。検索したらシャーリイ・ジャクスンの長編いくつかは邦訳自体されてないようだよ悲
『帽子収集狂事件』
ジョンディクスンカー お馴染みハヤカワミステリではなく江戸川乱歩が選んだほにゃららシリーズで読んだので(集英社)、各探偵の一作目でも他有名作でもなかったのだ 前にも借りて完読する前に返しちゃって2回目の挑戦でした。間がずっと調べたり聞いたりしてるだけなんで長い。 トリックは面白いけど他に類見ずと言う感はなし。たぶんもう少し短かったらもっと好きでした。でも現代作家じゃないのだから言わずもがなOK範囲 カーはオカルトっぽい(マニア受け)と読む前の印象だったんだけど最後らへんで犯人が気の籠もった告白と、そん中に1・2行あった被害者の死に方描写以外そこまで生々しさは感じませんでした。 なんかあれだ、ぼくらのの設定だけ聞いてどんだけ容赦ないんかとわくわくして読み始めたら案外青春感動させ系エピが入ってて、作者さんえげつなと思うと同時に自分の期待仕方もちょっと恥ずかしくなるみたいな。ごめん打っててやっぱ違うと思った。 話戻すと犯人の告白読んだらマジで弟さんいい人!ホントすみません!!て気分になったよ。同情したくなる犯人を逮捕しないで許しちゃうのも、どっちか言えばマニア受けより大衆小説的な感じがするんだけど。鑑賞の方がハヤカワの方の翻訳者についてぶちまけてて参考にさせていただこうと思う。(ハヤカワミステリのカー日本語訳についてはこの解説以外にも北村薫の本格ミステリライブラリの対談と、アマゾンのレビューですら突っ込みされてたため、未読読者マコ的にはどこから手を付けるかちょぴり悩みどころでした) 『ずっとお城で暮らしてる』 シャーリイ・ジャクスン 推理じゃなくてホラーだよ。本屋で題名見てかわいいなと思って図書館で借りた。 久しぶりにうわっときたわー。これは他の本も作家読み即決。 周囲の人にいじめられ描写があるので、乙一の傷だらけの青(?だっけか)と短篇のブルー的なのが似た感触かなぁと思った。嫌な感じな文章ですが乙一の上記作品を読んだ時ほど感情の揺れはなかったのは、舞台設定の違いもあるだろうけどたぶん年齢があるな。それ考えると中高の時にコレは読んでおきたかったかも。その時によって感じやすい対象は変わるよね。あとなんだかんだ言って、自分の身は自分で守らねえとサバイバル、よりも、自分より大切なか弱いあの人を守らなくちゃポジの方が人は強くなれるもとい気は楽なのだと思ったよ ミステリだとどんなのでも一応謎と謎解きがあるはずですが、ホラー系はそうとは限らないのであんまり読まないんだけど、これは文が普通に素敵なので謎がなくてもよかった。そういえば超自然系ではないですね、個人的に読み易かったのはそのせいもあるかも。意外な犯人的要素はあったけど、でもこれ犯人が姉でも私が作品の肝と感じた部分の面白さは変わらないと思うだなあ。 火事のシーンは屍鬼を思い出したりもしたけれど、これとあれでは読者視点が対岸なので印象は全然違うよね。こわいなあ てゆうか途中で犯人気が付いてからはこの姉ちゃんどうしようって感じだった。萌えたんだけどさ、いいのかこれは愛なの?でも気が付いて庇ったんならメリキャットを一人で世間に出すことも出来ないのか。 解説でメリキャットの狂気の可能性について触れられていてびっくりした。単純にメリキャット目線で読んだので狂ってるとは思いもしなかった、僕ぁあいかわらずおりこうな読者ね棒読み。でも、狂気演出するとしてはこっちのが上手いなぁと思いました。何と比べてかは次くらいに。 |