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・生ける屍の死
初めて読む作家さんでした。勝手に戦後くらいの作だと思ってたので図書館で単行本版借りて表紙イラストにびっくりした。
特殊な設定に即したトリックでした。よかった。
アメリカの霊園が舞台に設定されているためか、文中にお墓やエンバーミングについて、解説つうよりも引用のごとくうんちくが盛り込まれていたのは物語的には必要ないかなと思いましたが。個人的に興味あったから楽しいけど。

・ミスマープル13の謎
最初火曜クラブで探したらなくて焦った。黒後家蜘蛛の会みたいだなーと思ったら、むしろアイザックアシモフの方が意識した後発だったんですね。あちらも一巻しか読んでいないから、ぜひとも続きが読みたいところ。ブコフ一巻だけしかないとこが多いのよね
男女と職業がばらばらなんで登場人物はこちらの方が覚えやすかったです。
一冊の中で連作短編的オチもついてて豪華豪華
やっぱり個人的な短編集の読み進めていく上でのうんざり度は、マンネリと頻繁な設定リセットが原因みたいです。連作短編でもそれを感じるかどうかも知っていきたいわなぁ。

・最初の事件
これも牧師館の殺人で検索かけてから見つからなくて汗以下略
相変わらずどう考えても標準値以上の話運び、トリックとか犯人は普通です。
アクロイドとエンドハウスとオリエント急行とナインテイラーズに比べたら普通です
これまでクリスティで読んどいたのがアクロイド、そして誰もいなくなった、オリエント急行あたりの超有名どころばっかだったので(ちなみにポアロは小説でなくドラマ版で見てる派)、クリスティといったらまずトリックトリック!!!って印象だったんですが、ミスマープル少し読んでみてむしろ人間描写の面白みが本領なのだなーと感じています。個人的にはこの文章だけで十分勘弁してくれ気分。
てゆうかこんだけのプロットん中にあのトリック入れ込むから女王様なんだけどさ!!!!
非常に人物が読んでいて区別付きやすいのは、テクニックか、それとも私個人の好みかは不明。
もちろん続きも読むよ





数学者にしろ大作家にしろ一番大きな仕事はその活動の初期に作り出しているということは、どんな天才でも本当に真新しいものは最初の時にしか作れないんだろうなぁ。本当に新鮮で面白いものなら他の人も影響受けまくって、より人受けの良い模造品が数年で巷に溢れてしまうだろうし。
あと最近考えてるのは、個人が作り出せるものの型はその人について一種類ほどしかなく、年を重ねて生み出せるのは最初のアーキタイプの改良版ということかしらということ
デビュー後の作家の目標はその処女作を越えることだとかなんかことばたぶん有名だよね
作家として残る人は元々に普遍的な型を持っている上で、自分自身が成長して流行と初期に掴んだ固定読者の好みに合わせた説得力をあわせて書き続けていけるなきゃ駄目なのかな
最初のものと同レベルのものしか書けない人は数本で終わる
あと、読み手を飽きさせないという点においては、自分の持っている型からわざとはずしたものをいくつか書く事で、傍目から見て作者としての領域をあやふやになるようにするのも必要なのではないだろうか

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