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☆今回はいつもよりも感想になるんじゃないかなキラっ


ついにわけわかんないとこまで来たなという感じ
別名今の僕には理解できない(この歌詞って超便利)
わかるんですけどね、比喩された行為だとか挟み込まれてる物語のイメージをどう結び付けるかは読者の判断に委ねられているんだろうなぁとかは
ぬかどこに意志があるお話、とあらすじを読んだだけの時は哲学的で難しそうだなぁとの印象でしたが、いざ読み始めてみたら「なんだただの擬人化じゃん」ってなって、最終的にはやっぱり哲学きたよ!!!!しかも着地点そこかよ!!!て感じでした。
擬人化じゃなくてその逆だったのだろうか。人間も最初の細胞の延長線上にすぎないなんとか
ちなみに私は哲学の定義自体がよくわからないので、ここで書く哲学とは「素人の考える哲学っぽい難しそうなもの」という風に捕えて頂きたい。

梨木香歩の本で男女の恋愛がメインにきたのも初めてなのでなんか照れてしまった。今回の本もそうですけど女性のために女性性を書いている作家さんのイメージ。からくりからくさも女の繋がりだよね。だからサラリと痛いことを流して書く。今回もおかずくれないお母さんとか「気がついたら日本刀抜いてた」のあたりはこれをそれで流すんだ感ありあり。これも演出効果だよなぁ。
ただ男女メインっていっても出番の多い男性二人が、どちらも女性性の強い男性なので、そこらへんがこの作家さん風なのだろうか。男性を感じさせない、一定の女性にとって非常に魅力的に感じられるであろう男性像。フリオが出てくると笑えました「駄目だこいつ(愛)」って感じで。

ここからは完全に感想の粋を出た物言いなのですが、このお話はもうちょっと長いスパンで読みたかったなぁと思いました。
文庫で500ページは越えてるので薄くてぺらぺらでものたんない、ってわけではないんですが、「光彦」とかカッサンドラっぽい人たちを要り混ぜたホームドラマ部分とか、島に着いてから沼に糠どこを返すまでのところをもうちょい伸ばして読んでみたかったですよ。最後に二人がくっついちゃったところも急だな!とは思ったし。でもあそこは全くその気じゃなかった男女がそうなっちゃった唐突感が面白んだよなぁ。今まで続き物らしきものをほぼ書いていない作家なのでそういうスタイルではないんだろうなとか、一冊にまとめたのはそれ以上の無駄はいらないってことなんだろうなと思うので残念ですたい。

確か物語ものであと一冊文庫になっていないのがあるので、それの文庫化が楽しみ。
どうせこの人の本だと私2回以上読むんだから、単行本で借りてきてしまおうかなー
ところで次は何を読もうか。
最近本読んでここに覚書をしているのも要するに精神安定用なのです。ぬかどこをかき回すかわり。

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