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ここ数ヶ月内に読んだ本の感想を手短にどばー
ここ数ヶ月ってもう最近の域ではないがなぁはははどばー

『ソフィー』ガイバート
帯とネットとあとがきで大絶賛されてたので読んでみたのだけどこれ、驚くほど面白くなかったぞ。
錯乱男に監禁されて延々姉自慢を聞かされるっていう現代のシチュエーションは好きなんですが、過去回想の展開すべてが先を予想できる通りに進んだ。
先の読める展開でも、人物描写とかが作家独特の個性を持ってたり、共感できる話なら面白いなーと思えるのですが、この話の場合は肝心の姉のキャラが、今のマコにとっては魅力的ではありませんでした。
この姉の完璧さも含めて弟の妄想だったなら面白いかとも思ったが、たしかそういう描写の仕方ではなかったと思うし。
それでも気になるのはあとがきなどで意味深にこの作品が誉められていることで、もしかしたらマコの読解が足りないだけでほかにも暗喩が盛りだくさんなのかなぁ、とも思えるんですが、今すぐに読み返してそれを確かめたいってほどではないです。
どういう読み方をすればいいのか、他にもっと読み込んでる人の評価をネットとかで読んでみたい作品ですが、探しても上記で書いたレビュー以外に感想自体が見つからなかったのが残念。
賛否両論あっても、多く人目に触れられて感想も多様な作品の方が、ためし買いするのには向いてるのかもと思いました。

以下は4冊泡坂妻夫
『亜愛一郎の転倒』『亜愛一郎の逃亡』
何篇かは、このほとんど推理できない推理小説読みマコにおいてもちょっと無理です、と思わせる工程がありましたが、いいじゃない面白いんだもの。
つう感じでトリックがどうのこうのというよりもチェスタトン的な話の構成がメインなのだな三部作完。
最後の正体オチはこんなの思いつくわけないよwwww的ぶっとびでしたが、「亜愛一郎ならこれもありだな」と思わせるキャラの力。確実にこの遺伝子は榎津礼次郎へ受け継がれている。
印象に残ってるのは藁の猫と、髭二日分と、亜さん伊井さん上岡さん。

『煙の殺意』
亜愛一郎に比べるとブラックなものが多かったなーが印象、そう感じたのは上のシリーズがハートフルすぎなのが大きな原因です。
亜愛一郎読んだ後だったため、閨の花嫁のオチには少し引いた。ただしこの話は最初からオチが読めた。他の人にとってもそうなのか、それとも私が気がつきやすいオチなのかは気になるところ、これについては後述。
個人的には表題作や紳士の園が好きかな。でも一冊丸ごと面白かったです。

『亜智一郎の恐慌』
もう推理ではなくてよいと思うが面白いから以下略
ご先祖様話~
智一郎よりも片腕の語り部の方が主人公してたよね。
亜愛一郎のノリが好きならば楽しい。

ほとんど泡坂妻夫だった
後は狸とか犬の本もつまみ読んだよ、面白かったー

後は一冊全部読み終わるか微妙ですが、二瓶の調味料(うろ)を読んでます。
奇妙な味の代表つうわけで表題作だけは読んだんですが、これもやっぱり前半でオチが想像ついたり。
話の展開としては嫌いではありませんが、閨の花嫁より読後の後味が悪かったのは最近日本で似たような状況の現実の事件が起こっていたからかもしれません。
普通の人間としても、犯罪物の小説読者としても悲しい現実だと思います。
江戸川乱歩が主張した虚構の作品と現実での嗜好の隔たりは、今の時代であってもそれを読み書きする者の側からアピールするべきことであると思います。
現実的な感傷は置いておくとして、こういう話ってマコ的には先読みしやすいので、同じ奇妙な味ならダールの「南から来た男」の方がインパクトあったんですが、これは個人的に読みやすいパターンてことなのでしょうかね。
誰かにこの2作品読んでもらって「どっちのが面白かった!??」とかすげー聞きたい。
聞きたいけどこういう話はもしかしたら無理やり読ませたら相手に引かれるレベルの物語であるのだろうか。なんかわかんなくて不安。

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